『トランスジェンダーを生きる 語り合いから描く体験の「質感」』
トランスジェンダーの人々が生きることに伴う「実感」とはどのようなものなのか?
――トランスジェンダーの一人として生きる著者と、8人のトランスジェンダーとの語り合いをつうじてこれらの問いに迫る労作。
それぞれの過去といまの体験世界を解くことで導き出された、〈雰囲気〉〈擬態〉〈器〉の3つの鍵概念からトランスジェンダーを生きるという体験に接近する。 [ここがポイント]
◎ トランスジェンダーの当事者であり研究者である著者が、8人のトランスジェンダーたちとの語り合いをつうじて、その体験の諸相を明るみにする意欲的試み
◎ トランスジェンダーをめぐる歴史、そして現在における課題と問題点を整理したうえで、具体的事例を解きながらトランスジェンダーのリアルに迫る書